風邪・体調不良の時にお風呂はだめ?!入浴効果と入り方は?

一昔前まで「風邪を引いたらお風呂は厳禁」といわれていました。

でも今は「むしろ入った方がいい」とも言われますよね。
なぜ、こんな逆の話になってしまうのか、その理由を説明しますね。

お風呂は血流を良くする最強アイテム

風邪のときに、お風呂に入ることについて、いろいろなことが言われているのは、お風呂の持つ大きな特徴が「血行促進」だからです。

血液は酸素や栄養素を体の隅々まで運ぶ働きがあります。従って、日常は湯船に入り、血行を促すことで健康にも効果がありますし、もちろん美肌にも貢献します。
ですから、普段は湯船に浸かって入浴するのは、大変お勧めなんです。
就寝前の場合だと、入眠に向け徐々に体温を下げる効果があるため、良質な睡眠にも役立ちます。

でも、体調が悪い時や一部の持病については、このことが裏目に出てしまうこともあるのです。

心臓などの血管障害に注意

血行を促すことを手放しで喜べないケースとして、脳心臓血管障害があります。
こういった疾患を持つ人たちは、動脈硬化=血管が狭くなり、そのため血流を体内にくまなく送るために、心臓にものすごく負担がかかるのです。そしてこれが高血圧という形で表れるのです。

ですから、高血圧や血管障害の人の場合は「入浴要注意」なんですね。

しかし!とはいっても、こういう疾患を持つ人でも、全身に血流が行き渡らないと、健康を損ねることに変わりはありません。
特に栄養吸収力が落ちている高齢者の場合は、血液の流れをよくすることは、非常に大事なことなんです。

ではどうすればいいのか?

落差を作らない

血管障害を抱える人にお風呂が危険なのは、普通の人に比べ、血管への負荷がかかりやすいからです。
ですから、入浴前と入浴中に極端な差を作らなければいいのです。

脱衣所を温め、お風呂の温度もやや低めにして、普通の人より時間を短くすれば、負荷は少なく、お風呂に入って血流が良くなるメリットや気持ちよさが味わえます。

また風邪を引いている場合に風呂に入ってはいけない理由は、体がバイ菌と戦い、体力を消耗してしまっているからです。
この場合は、体力を温存する方法を優先した方がいいケースもありますし、またお風呂で血流を良くして免疫力を上げる方法を取るという考え方も出来ます。

こういうときの判断は、概ね「自分の感覚」で大丈夫です。
ただし、この場合もやはり、あまり落差を作らぬよう、温度が高すぎない風呂に、短めに入るという工夫も必要ですね。

妊婦さんも同じで、血行が良くなることに越したことはないのですが、体調は人それぞれです。
妊婦の場合は、お風呂については、主治医に訊くのがベストですね。

意外な落とし穴

ところで、健康な人でも食後すぐや、空腹時にお風呂に入ってはいけないといわれますよね。
これは、どういう理由なのかというと、食後すぐは、胃腸に血液が流れやすくなるため、のぼせが起きやすくなる上、消化にもよくありません。

また空腹時の場合は、体が働いていない時に血行を良くすると、一気に脳に血が上り、貧血やめまいのような症状を起こしてしまうのです。血糖値の低い時、つまり起き抜けなども同様です。

また、お風呂の血行促進効果が高い証拠に、お風呂では割と汗をかきます。
つまり脱水症状が起きやすくなります。入浴前後、また入浴中にお湯などを飲むようにしましょう。
なお、アルコールは脱水効果が高いので、入浴前には避けましょう。

入浴自体はとても体にいいのですが、血行促進を極端にしてはいけないということです。
血管障害や妊婦、また冷え症の人などは、体質として普通に入浴しても「極端」になりかねません。
また運動や空腹、食事後など、体の筋肉や内臓を普段とは違う使い方をした場合も、体にとっては「極端」な入浴になってしまいます。

  1.  自分の体の血管の状態や、血行について考えてみる
  2.  血行促進する際に、極端な落差(温度差、体調差)を作らない
  3.  給水をする

この3つは必ず守り、お風呂で健康で気持ちいい体作りをしましょう!

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