女性に多い「氷が食べたい」がとまらない人は病気?!貧血の可能性大!

なんだか無性に毎日“氷”が食べたくなる、季節に関係なく気づけばバリバリ氷を食べている・・・そんな症状に心当たりはありませんか?

暑い季節やのどが渇いたときにちょっと氷を食べる程度なら問題ないのですが、自分でもどうしてかわからないまま“大量の氷を食べる”症状は「氷食症」と呼ばれていて、ある病気のサインである可能性があります。

氷の食べ過ぎに心当たりのある方は、氷食症の可能性や原因について考えてみましょう。

氷食症ってどういう病気?

氷食症とは、病名からもわかるように「無性に氷が食べたくなる」異食症の一種。

異食症とは、氷をはじめ土や紙、チョークなど栄養価がないものを無性に食べたくなってしまう症状です。
中でも、氷を異常に食べる氷食症は妊娠中の女性や若い女性、子供を中心に多くみられるとされています。

健康に問題がなくても、ただ氷が好きで食べているという人ももちろんいるとは思いますが、自分でもよくわからず慢性的に氷を口にしてしまう、1日に食べる氷の量が異常に多い場合は氷食症の疑いがあります。

氷食症の原因で多いのは“貧血”

氷食症を発症している人の中で一番多い原因は、“鉄欠乏性貧血”による体内の鉄分不足が考えられます。

鉄欠乏性貧血とは、貧血の中で最も多く、体内の鉄分不足によっておこる貧血です。
体内の鉄分が不足すると、体中に酸素を運ぶ役割を担う赤血球の生産量が減少。
赤血球の減少によって、身体の隅々まで十分な量の酸素が送られなくなると脳や筋肉などは酸欠状態になります。

それによって、めまいや立ちくらみが起きやすくなったり、筋肉疲労、疲労回復力の低下など様々な症状に悩まされることになるのです。
鉄欠乏貧血は、月経などで定期的に血液を失う女性に特に起こりやすく、氷食症も女性に多く見られる症状です。

鉄欠乏性貧血と氷食症の関係

では、なぜ鉄欠乏性貧血になると氷が食べたくなるのでしょうか?

それは鉄分不足による脳の酸欠によって、神経の働きが狂ってしまうことが原因と考えられています。

自律神経の働きが鈍くなることで身体の体温調節うまくいかなくなると、体温や口内の温度が上昇しやすくなります。
すると身体は上昇した体温を下げようと無意識にたくさんの氷を欲するようになります。

また、鉄分の欠乏によって味覚神経の働きが狂い、味覚の変化が原因で氷が無性に食べたくなるという人もいるようです。

自分でできる“氷食症チェック!”

氷食症を発症していると、氷の過剰摂取以外にも以下のような症状が出ます。
氷食症かな?と感じたときはまず、自分でセルフチェックしてみましょう。

  • 1日に製氷皿1皿分以上の氷を食べる
  • めまいや立ちくらみが頻繁にある
  • 口内の温度が高く感じ冷やしたくなる
  • 口の中が渇きやすい
  • 顔色が悪い
  • 疲れやすくなった
  • 疲労の回復が遅い
  • 寝つきや寝起きが悪くなった

氷を食べる以外にもこのような症状が気になる場合“鉄欠乏性貧血”が原因の氷食症の疑いがあります。

氷食症の治療

氷食症の治療=鉄欠乏性貧血の改善です。

鉄欠乏性貧血であるかどうかは内科などを受診し血液検査を行うことで簡単に調べることができます。

鉄欠乏性貧血と診断された場合は、鉄分の多い食事を心がけ、鉄剤の服用や鉄分の注射による治療を続けると1か月程度で改善されます。
通常は鉄分不足の解消に伴い氷食症の症状もなくなります。

氷食症を予防するには?

氷食症を予防するには普段から鉄分が不足しないような生活を心がけることです。

ダイエットや不規則な生活による食生活の乱れを改善し、1日3食レバーや豆類、ヒジキなどの海藻類、ほうれん草など鉄分が多い食材を中心としたバランスのよい食事を心がけます。

鉄分の多い食材が苦手‥料理が得意ではない‥そんな場合は鉄分サプリメントを利用するのもおすすめ。
また、赤血球の原料となる“葉酸”が豊富な牛乳や卵も積極的に摂取したい栄養素です。

バランスよい食事と共に、充分な睡眠や適度な運動を取り入れ生活習慣や生活リズムを整えましょう。

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