コーヒーは胃痛・胃潰瘍を悪化させる?飲まないほうがいいの?

コーヒーは大好きだけど、胃に悪いからあまり飲まない人がいますね。
たしかに胃潰瘍などの病気になったら、コーヒーの量を減らした方がいいそうです。

しかし大好きなコーヒーを、まったく飲まないというのもつらいものです。

カフェインが胃酸を分泌する

胃潰瘍は胃酸の分泌が高まることが原因だといわれます。胃酸は、極度の緊張や強いストレスがあると、たくさん分泌します。
すると胃酸の濃度が濃くなりすぎ、胃の内部のバランスが崩れて胃粘膜まで消化してしまいます。これが胃潰瘍の状態です。

胃潰瘍のときにコーヒーがおすすめできないのは、カフェインに胃酸の分泌をうながす働きがあるからです。
胃潰瘍になったら、食事は流動食やおかゆなど、負担がかかりにくいものに変え、胃を安静にして胃酸の分泌バランスを戻します。

そして薬物療法。最近ではとてもいいお薬が開発されて、出血など急性期の状態を過ぎれば、家庭でお薬を飲みながら様子を見ます。
自宅ではあまり厳しい食事制限をしないようになり、バランスのとれた食事を、腹八分目だけ食べます。
あまり厳しく食事制限をすると、食事そのものがストレスになってまた胃酸がたくさん出るので、ほどほどの制限だけです。

ストレスを減らすためにも、最近では適量ならコーヒーを飲んでもいいということに変わってきました。

胃にやさしいコーヒーの飲み方

胃潰瘍のときでも、どうしてもコーヒーが飲みたければ、主治医と相談の上、必ず次の注意点を守りましょう。

  1.  なるべく薄めにいれる
  2.  空腹時にコーヒーだけを飲むのは避ける。必ず何か食べ物と一緒に飲みます。
  3.  ミルクを入れる
  4.  続けて何杯も飲まない。
    です。

なぜ最近になって、少量のコーヒーなら飲んでもいいということになったのか。
これにはコーヒーのリラックス効果が大きくかかわっています。

コーヒーを飲むとリラックスできることはよく知られています。リラックス時は胃酸の分泌がおさえられているので、胃壁は安定した状態です。

そこで、コーヒーによる胃酸分泌促進効果とリラックス効果をはかりにかけて、大好きなコーヒーを我慢するストレスよりも、薄いコーヒーを適量飲んで得られるリラックス効果をとる。我慢するより飲んだほうがメリットが大きいので、飲んでもいいことになったのです。

胃潰瘍とコーヒーの関係はまだはっきりしない

研究者によっては「コーヒーは胃潰瘍にとって危険因子でも安全因子でもない」という意見もあります。
医学的には、コーヒーを飲んだから胃潰瘍になるという因果関係は証明されていません。
胃潰瘍でなければ1日3~4杯を目安においしく飲みましょう。

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