コーヒーは冷える・冷えない、どっち?

女性に多い悩みが冷え症。最近は冷房の機能が発達しているため、夏でも冷え切っている人がいますね。
少しでも体を温めようと「温活」をする女性が増えていますが、コーヒーはどうなのでしょう。
コーヒーは体を冷やすといわれ、ちょっと立場が悪いようですね。

カフェインの働きで交感神経が活発化して冷える

結論としては、コーヒーは体を冷やすこともあり、温めることもあります。つまり、両方の作用があるのです。
まずは、コーヒーで体が冷えるといわれる理由から見ていきましょう。

コーヒーが体を冷やすのは、カフェインが原因です。東洋医学において、カフェインは体を冷やす飲み物です。西洋医学の考えでも、カフェインのとりすぎによって体が冷えるといわれます。

これはカフェインの働きで交感神経(活動的になる神経)が活発化して、血管が収縮しっぱなしになるからです。
人間の体は交感神経と副交感神経(体をリラックスさせる神経)が順序良く切り替わることでバランスをとっていますが、カフェインをとりすぎると交感神経だけがずっと活発化し、体の毛細血管が縮みっぱなしです。
すると、血液がうまく流れずに、手足の末端が冷えてしまいます。

ただし、西洋医学における冷えはカフェインの取りすぎによって起きるもので、適量を飲んでいる場合は、むしろ体が温まるシステムになっています。

脂肪燃焼促進で温める

カフェインには体のなかの脂肪を燃えやすくする働きがあります。
そのためホットコーヒーを飲むと体内の脂質が熱に変わりやすくなり、体があたたまるのです。

コーヒーの適量には個人差がありますが、1日の目安として3~4杯を飲めば十分でしょう。
それ以上飲んでも効果は変わりませんし、心臓病や脳血管の病気(心筋梗塞や脳梗塞)の予防からみても、4杯以上のコーヒーはかえって予防率が下がるといわれています。

ついでに言えば、東洋医学では体を温めるといわれる紅茶にもカフェインが入っています。
コーヒーよりもたくさんのカフェインが含まれていることがありますから、
『コーヒー=カフェイン=体を冷やす』
という図式は、紅茶でも当てはまります。
コーヒーばかりが悪者になるのは、ちょっとかわいそうですね。

むくみ予防にも

東洋医学上の冷えとして、利尿効果が高いので排尿のたびに体温が逃げて冷えるという理由があげられます。
しかしこれも適量のコーヒーを飲めば、体に水分がたまることがなく、むくみの予防になると考えられます。

漢方では「水毒」という言葉があります。
これは水分代謝がうまくいかずに、余分な水分が体にたまってしまっている状態です。
つまり、むくみと同じことですね。
「水毒」は、冷え症のほかに甘いものや味の濃いものをたくさん食べたり、揚げ物・お酒を取りすぎたりすると起きるといわれます。

適量のコーヒーは余分な水分を排出しているだけであって、排尿によって一時的に体温は下がるかもしれませんが、長い目で見たら「水毒」が改善されて体の熱効率は良くなると考えられます。

[ 健康 ] 記事一覧

総合 - アクセスランキング