いびきの原因、健康被害とは?~いびきの最大の被害者は自分である

[更新]  /  [公開] 2015年11月26日

これをご覧いただいている人の中には「いびきがうるさいので、夫婦の寝室は別!」という人も多いかもしれません。

パートナーの精神衛生上は良いですが・・・下手をすると、起きて隣室を見たら、いびきをかいていた方は亡くなっていた・・という恐ろしいことが起きる可能性、他人ごとでもないのです。

そもそも、いびきとは何なのか?

人は、口と鼻の両方を使って呼吸をしています。基本的には鼻で呼吸をするのが普通です。

しかし、たまに寝ている最中に口呼吸になってしまう人がいるのです。

口呼吸になりやすい人は、首が太い人やお酒を飲んで筋肉が緩み、気道を舌で半分塞いでいる人など、気道が狭くなっている人が多いのです。

すると、息を吐き出すときに、楽器のように口から音が出るのです。

要するに、人間楽器状態=いびきなんですね。

いびき=酸欠=死

人間楽器といっても、音はむしろ不快なだけで周囲に嫌われがちですが、睡眠中の口呼吸が怖いのは、嫌われることではありません。

実は人が口呼吸をするときは、鼻呼吸のサポートをしているような状態なのです。

走っているときに「はぁはぁ」と息が上がって口で息をするようになることがありますね?あれと同じです。

つまり、寝ている間のいびき=酸欠状態なのです。

そのため、人の睡眠のリズムである、ノンレム睡眠(深い眠り)レム睡眠(浅い眠り)のうち、ノンレム睡眠が欠けてしまうことになります。

人の体は寝ているうちに血液中の酸素が送られることで、各種修復作業が行われています。

この作業がうまくいかなくなり、心身疲労状態が続くことになります。

そして何より怖いのは、体が酸欠状態になると、心臓が慌てて酸素を補おうとして過活動になり、心臓に大きな負担がかかります。

更に眠りは浅くなるばかりか、血圧が上がり、脳や心臓の血管障害になりやすくなります。

最悪の場合、永眠となることも珍しくありません。

いつもいびきをかく人で、日中に眠気が出ることが多くなった人は要注意です。

睡眠時無呼吸症候群へ、まっしぐら

先に書いたような状態の究極系が、睡眠時無呼吸症候群(SAS)と言われるものです。

口呼吸自体が、止まってしまうのですね。

すると、より心臓に負担がかかり、酸欠も程度がひどくなり、血管障害だけでなくうつや糖尿病も招いてしまいます。

ただしこの病気は、先天性の中枢神経障害という場合もあるため、いびきだけでなく眠気など、他の睡眠障害で気づくこともあります。

口呼吸になる原因とは?

1、あごや顔の作り

先天的に、首が太くて短い人、また小顔で歯並びが悪い場合、舌が大きい、という場合は、単純に構造上、元々いびきをかきやすくなります。

またこの状態で仰向けに眠ると、より、舌で気道が塞がれ、息がしづらくなってしまいます。

太らないことも大事ですが、マウスピースを付ける、仰向けで寝ないように、枕などを工夫してみる、といったことで解決出来ます。

また鼻づまり、花粉症などの人は、耳鼻科で相談しましょう。鼻マスク(保険内治療¥)という治療方法があります。

原因がはっきりしている分、対策も立てやすいですね。

2、ストレス、お酒、肥満などの習慣

肥満になると、自分の肉が気道を圧迫します。またお酒は寝ているときの筋弛緩作用を強くして、舌が気道を塞ぐ確率が高くなります。

またストレスは、口呼吸の確率をあげてしまいます。これらの生活習慣は、いびきとの悪循環を招きます。

そして寿命を縮めてしまうのです。

いびきは死に至るまでではなくても、虫歯や歯周病、免疫力の低下と色々な病を呼び込みます。

口呼吸にならないように気を付けましょう。

またいびきは習慣性のものと、単発性のもの(お酒を飲んだ時だけなど)がありますが、単発も積もれば、害も大きく、いびきをかきやすい習慣を身に付けることになります。

メタボは、寝ている最中も死や病気のリスクを高めると思っておきましょう。

またSASは中年以降(特に男性)に多い病気、気になるようなら1度検査を受けると良いでしょう。

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