おふろは毎日の大事なリラックスタイム。
好きな香りの入浴剤で、のんびりくつろぐ人も多いでしょう。
しかし敏感肌にとっては、入浴は要注意な時間です。
入浴後20~30分たつと、入浴前よりも肌が乾燥する状態になります。
敏感肌にやさしい入浴剤を使って、上手に乾燥を防ぎたいですね。
入浴剤が刺激になる+お湯だけでも乾燥する
入浴剤には保湿や保温効果を高めるとともに、リラックス効果があります。
入浴剤によくつかわれている成分は
- 炭酸ナトリウム
- 炭酸水素ナトリウム
- 炭酸ガス
などです。
夏用の入浴剤には、さわやかな湯あがり感をだすためにメンソールが配合されているものもあります。
これも刺激になりやすいですね。
では入浴剤を入れないでお風呂に入れば、湯上りの乾燥を防げるかといえば、そうとも言えません。
なぜなら、お肌の水分をキープしている保湿成分の天然保湿因子(NMF)は水となじみやすい性質なので、入浴中にどんどん水中にでてしまうからです。
その結果、お肌の角質層にある天然保湿因子の量は、入浴後に減ってしまい、お湯だけのお風呂でもやはり湯あがりの乾燥は起きてしまいます。
保温効果がゆるやかで、かゆみが少ない
敏感肌におススメなのは、無添加入浴剤を使うことです。
炭酸マグネシウムなどの成分を配合しておらず、肌へのダメージを少なくすることができます。
無添加入浴剤のメリットは、刺激が少ないこと。
合成着色料や香料も含んでいないので、敏感肌だけでなく、赤ちゃんでも使える商品が多いですね。
無添加入浴剤以外の製品を使っている人からすると、なんだか保温効果が足りない気がすることもありますが、肌への刺激を考えればこれが適切なのでしょう。
香りもごく控えめで、自然由来のものがほとんど。
リラックス効果はほかの入浴剤と同じですよ。
ぬるめのお湯で20~30分
敏感肌の人は、無添加入浴剤を選ぶのと同時に、入浴方法にも注意しましょう。
お湯はぬるめにすること。
冬は熱いお湯に入りたくなりますが、刺激が少ないのは38~40度です。
熱いお湯は皮脂をとってしまいますから、敏感肌は乾燥しやすくなります。
入浴時間も20~30分が目安です。
入浴剤のタイプによっては、出る前にシャワーで流すほうがいいものや流さないほうがいいものがあります。
添付の説明書きをよく読んでから使いましょう。