
エアコンで身体を冷やしすぎると身体に良くない。それはわかっていても、やっぱり暑いのはイヤ。
ここ数年、地球温暖化の影響を受けてか、日本国内の真夏の最高気温がどんどん上昇する傾向にありますね。
そのようなときには、日中オフィスや学校で過ごす時間はもちろんのこと、ご自宅でもエアコンの送風を“強”にして、室温も25℃以下に下げてしまうこともあるでしょう。
ですが、身体の冷やし過ぎはやはりよくありません。
エアコンで身体を冷やし過ぎてしまうと、血行不良による冷え症やむくみの症状が現れやすくなります。
健康を害さないエアコンの適温とは?
現在、政府の省エネ政策により、エアコンの温度は“夏は28℃、冬は20℃”という温度が推奨されていますが、果たしてこれは健康を害すことのない適温なのでしょうか?
実は、人間の身体は28℃以上の気温となった場合であっても、極端な気温の上昇が見られない限り健康を害する恐れは少ないと考えられています。
では、なにが人間の身体の健康を害する元凶となるのでしょうか?
それは、湿度です。
日本の夏は高温多湿であり、特に盆地のある地域では、ジメジメとした独特な気候となることが多いようです。
私たちが快適に過ごすことのできる湿度は気尾によって左右されますが、室内の理想的な湿度は、およそ40~60%。
75%を超えた場合には不快感を覚え、85%を超えた場合では、抵抗力の弱いお子さんやお年寄りが熱中症などの病気を発症する確立が高まります。
ただし、日本国内に於いては気温が30度となった場合でも、湿度が85%を超えることはまずないようです。
温度調節よりも湿度の調節を行いましょう
室内がなんとなくジメジメとした感じになったのであれば、室温の温度調節を行う前に、湿度の調節を行ってみましょう。
近年ではドライ機能が搭載されたエアコンも数多く登場してきていますので、そのような機能を搭載しているエアコンを使用しているのであれば、その機能を活用しないという手はありません。
湿度が高くなりすぎるとカビの発生にもつながり、身体の健康、お肌の健康ともに悪影響を受けることになります。
ジメジメを感じたら。現在の室温ばかりではなく、湿度も確認してみましょう。