肌トラブルやしわ取り、アンチエイジングに「病院」の知識と技術を活用するのがおすすめ

[更新]  /  [公開] 2015年2月15日

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皮膚にトラブルが起きている時、「痛み」「疼き(うずき)」「赤み」「腫れ(はれ)」という症状が起きているならば、「病院」へ行きましょう!

肌への不快感を「これは吹き出物だ」「これは乾燥肌」と思い込んで、自分で化粧品を買うことは、危険な自己診断の行為です。
もしこれが「せき」「寒気」「高熱」「吐き気」だった場合は、自分で判断しますか?
「審美(しんび)」という、日常に差し支えのない状態で、「美容」を目的に病院を利用する場合は、「保険外治療」という全額自己負担の治療になります。

しかし、日常に支障きたしている状態から回復させるための行為は「医療」になります。
健康保険を使って治療する対象になります。

保険が使えなくても病院を選ぶメリット

「美容」や「予防」目的の病院利用は、健康保険が適用される「治療」ではありません。「保険適用外治療」を選択すると、感覚的な金銭的な負担は通常病院で払っている額の3倍以上になります。

しかし、お医者さんの知識と経験を活用して質の高い施術サービスを受けることができるのですから、決して高額とも言えないのです。化粧品やエステサロンでトラブルが起きた時に、結局はお医者さんのお世話になるのですから、トラブルを想定して最初からお医者さんに美容について相談したほうが結果的に安くあがるということにもなるのです。

皮ふ科では、保湿剤や殺菌クリーム、高濃度ビタミンC美容液は医師の診断によっては保険内で処方されますし、保険外でレーザーを使ってのシミとり、ほくろとり、永久脱毛など、ヒフの専門医でエステのメニューでもハードルの高い分野を扱う病院もあります。

目尻のシワも、「眼科」の医院でしわ取り治療をしている病院があります。眼球や視神経への配慮を考えると、目の治療が専門の眼科で「目元周辺のしわ」をとれるのは魅力的です。

私が花粉アレルギーで通っている眼科でも、めじりのシワ取りメニューがあります。まだお世話になっていないのですが、診察の時に隣室の手術台が気になり…「先生、あれ、レーシックでもやるんですか?」と聞いたところ、「目周りのシワ取りするんだよ。シワが深くなって手に負えなくなったらおいで。予算は大体10万くらいですよ。」という回答でした。

ちりめんじわ卒業して、カラスの足跡になったらお世話になろうかと思っています。

保険適用かどうかは「病気」かどうか

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「病気」に対して、「原因」「治療」「効果」がはっきりしているかどうかが、健康保険の適用対象かどうかになります。
例えば、非常に生活に支障があって不調になるのに「妊娠」は病気ではありません。妊娠中のトラブルを防止する目的で受診する「妊婦検診」は保険が使えません。

妊婦検診は、妊娠しているかどうかの初回の診断で8000円程度かかるのを始まりに、内容によって2千円台から1万円強の検診費用がかかり、出産前に受ける妊婦検診の費用で10万から17万程度かかります。
しかし、検診でトラブルが見つかり「治療」になると、同じ場所に行っているのに保険が適用されます。そして、普通の出産である「普通分娩」は自己負担ですが、帝王切開は医療なので健康保険が効きます。

妊婦検診や出産については、市町村ごとに補助や給付金額が異なります。子供を作るまえに、市役所・区役所に問い合わせて、どのくらいの補助金が出るのかで居住地について検討することをおすすめします。
ひふトラブルの一つ、「アトピー」については「原因」の面で明確になっていないこともあり、「効果」が確かだという履歴のある治療しか保険の対象になっていません。

ステロイド剤は保険が効いて安価に処方されますが、リバウンドや使用の加減が難しい薬剤です。ステロイドを回避したいから…と、プラセンタ治療などを希望した場合に「アトピー」という名目の治療では保険が効かなくなります。

「アトピーに効く」という商品のキャッチコピーが絶えず目につくのは、原因がわからず治療の決め手に欠いていて「保険医療では満足できない」現実があるからなのです。

病院でより良くを目指す

「より良く」なりたい時に、人体についての一定レベル以上の知識と技術が保障されている「医師免許」を持つ人からサービスを受けるという選択肢があるのです。

エステサロンや化粧品でトラブルが起きてから病院に行くのではなく、そもそも「保険適用外治療」で美容と健康を「買う」というチョイスは合理的ともいえます。

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